屋根に対する改修工事として
改修工事の中で大きくウエイトを占めているのが屋根の補修工事です。 雨漏りの問題は、どの工場様も頭を悩ませている課題の一つとなっています。 また、電力不足の中、屋根からの熱の対策による省エネも大きな課題です。 その両方の対策を一つの商材によりクリアすることができます。 遮熱塗料を考えられている担当者様で、効果がなかった場合はどうなるのかと不安な声を聞くことがあります。 防水の予算で、プラスアルファで遮熱が付くという考えで、補修の予算により対応していただけたらと思います。
塗膜防水材について
MYルーファーとは?
防水と遮熱を同時施工できる、多機能コーティング工法です。
その他、遮音効果や、金属屋根に対しては防錆効果、スレート屋根に対しては復元効果などがあります。
防水効果
丈夫で長持ちの厚膜防水材です
主成分にアクリルゴムを採用しており、厚膜の塗膜防水材のため、耐久性・耐候性が高く、長年にわたって、防水効果が持続します。 ゴム弾圧の性状を有しているため、温度変化による下地の伸縮やクラック等にも柔軟に追従し、防水効果を維持します。
遮熱効果
ダブルブロックで効果アップ
一般的な遮熱塗料との違いは、遮熱トップコートと防水層で熱をダブルブロックすることです。 遮熱トップコートの太陽光反射と、防水層の断熱機能で、表面温度を大きく低下させます。
防水・遮熱効果
主材の主成分や、遮熱効力、温度データ等を載せています。 防水効果と遮熱効果があるため、費用対効果が優れています。
主成分はアクリルゴム
主成分にアクリルゴムを採用しており、厚膜の塗膜防水材のため、 耐久性・耐候性が高く、長年にわたって、防水効果が持続します。 ゴム弾圧の性状を有しているため、温度変化による下地の伸縮やクラック等にも柔軟に追従し、防水効果を維持します。
一般的な塗料はサビによる下地の膨れにより、塗膜が破けることがあります。 膨れた場合も、MYルーファーの塗膜は切れず、膨れた状態で保つことができます。 のびや曲げに強い性質から、長期的な維持が可能となります。
遮熱効果
表面温度が低下することで、室内の温度も低下します。 効力を発揮する例としては、断熱材が入っておらず、直接熱が屋根から入っている建物となります。 MYルーファーの主材による断熱効果と、トップコートのクールタイプによる遮熱効果により、熱をシャットアウトさせます。
70℃
38℃
屋根からの熱で空調機の効率が上がらず、問題となっている工場が多くあります。 特に、空調機の能力だけで温度管理している場合、夏の暑い日には空調負荷がかかり、空調機だけでは対応しきれない場合があります。 屋根からの熱をシャットアウトすることで、空調負荷が少なくなり、省エネとして大きな効力を上げます。
主材塗装後 表面
トップクール塗装後 表面
塗布前後の表面では、塗布前は手で触れないくらいの熱さだったものが、塗布後にはヒヤッと冷たく感じる程になります。
一般的な遮熱塗料との違いは、遮熱トップコートと防水層で熱をダブルブロックすることです。 トップコートの太陽光反射と、防水層の断熱機能で、表面温度を大きく低下させます。
遮熱温度データ
温度ロガーによる温度測定を行いました。MYルーファーのクールタイプを塗装した建物と、未塗装のものを比較しました。 表面に測定機を設置し、7月末から8月末までのデータを取りました。 最大の温度差で、未塗装部が70℃の時に、塗装部は38℃となっていました。 図では13時のみの温度でグラフを作成しています。 表面温度を下げることで、室内温度も大きく下がり、空調効率が良くなりました。
フローチャート
お見積りから工事完了、報告書提出までの流れのご説明です。 一般的な工事と違い、途中の工程で、膜厚のチェックや空缶の検査が入ります。
- お見積り依頼
- ●訪問日決定
- 工事現場 現地調査
- ●保証年数決定
●提案書の作成
●お見積り・提案書の提出
- 工事決定
- 工事前お打合せ
- ●計画書の作成・ご説明
●工事計画・工事日程のお打合わせ
●材料・人材の手配
- 工事開始
- ●工事リスクアセスメントの確認
- 工事中の検査
- ●膜厚のチェック
●塗料流出のチェック
●空缶のチェック
工事完了
●工事担当者様確認後、完了とさせていただきます。
●報告書の作成・提出
●保証書の提出
施工方法
折板屋根とスレート屋根の工事手順のご説明です。 基本的にどちらも基本工程は同じですが、ポイントは、2つあります。 下地に合ったプライマーが選定されているかということと、主材の膜厚が規定通りの厚みになっているかという点です。 歩行タイプの工法もありますが、この工事手順は、非歩行タイプの工法を紹介しています。
折板屋根
金属屋根の調査(折板屋根)
金属屋根は、様々な形状の物が使われていますので事前に屋根の山形を計り、実質面積を調べます。 また、既設塗装の状態・ジョイント部の状態・ボルトの有無等補強がどれ程必要なのか調査を行います。
ケレン作業
既設塗装がめくれている場合は、ケレン(剥離)作業が必要です。 ケレン作業を行っていないと、新たに塗装を施しても下地からめくれる恐れがあります。 主に屋根の底(雨水が流れていく箇所)がめくれやすいです。 既設塗装によっては4年後・5年後剥がれる恐れがありそういった場合は、全面ケレンを行います。
ボルト部 テープ除去作業
ボルト部にテープが施されている場合、一度既設テープを除去し、ボルトを磨きます。
ボルトキャップ取付作業
既設ボルトにシール材(ノンブリードタイプ)を充填し、ボルトキャップをかぶせます。 その上からプライマー・MYルーファー主材・トップコートを塗装します。
高圧洗浄作業
ケレン作業で出た大きなゴミが撤去できた後に、屋根全体のチリや排気ガスによる汚れを高圧噴霧器にて洗浄します。 雨漏りする恐れのある箇所やしていた箇所がある場合、高圧洗浄前に補修作業を行い対応します。 また、必要であれば室内養生を行います。
補修・補強作業
ジョイント部や小さな欠損部・既設テープが貼られている箇所をMYルーファー塗装用のテープに張り替えます。 既設テープ除去後、ブチルゴムテープを補修・補強箇所に貼り合わせます。 その上に、塗料の厚みを得るため、クロステープを貼ります。 そして、この上に主材が全面塗布されます。
MYプライマー塗布
洗浄後の屋根にプライマーを塗布します。 折板屋根の場合、基本的にはAPプライマーを噴霧し主材が接着しやすくします。 錆びが多い箇所は防錆プライマーKを使用します。 また、既設屋根の塗装がシルバー塗装だった場合は、強化プライマーを使用します。
主材塗布準備作業
MYルーファーの主材が入った缶にナンバーを書き込みメーカーからの出荷証明と現地に届いた缶の数量を確認します。
主材撹拌(かくはん)作業
主材缶の中に別袋で入っている硬化材を主材に入れて現地で攪拌します。
主材塗布作業
屋根の向きや角度に合わせて塗装していきます。 吹き付け塗装が出来ない現場では、手塗り・ローラー塗装にて対応します。 基本は2回塗布としていますが、規定量(1.5kg/㎡)まで塗布し続けます。
膜圧確認
主材が規定の厚みに達したか確認しながらの作業となります。 規定の厚みに達していない場合は2回・3回と上から主材を重ねて規定の厚みになるまで塗装します。
MYトップ塗布作業(1回目)
主材の上からトップコートを塗装します。 トップコートは遮熱が入ったクールタイプがお勧めです。
MYトップ塗布作業(2回目)
主材が見えなくなるまでトップコートを塗装します。
施工完了
スレート屋根
スレート屋根
屋根の欠損やヒビ割れが無いか事前に調査を行います。 欠損が見つかった場合は、その箇所のスレートを張り替えます。 劣化の程度によっては上に乗れない場合もあります。
高圧洗浄作業
スレート部以外の箇所(金属部)をケレンした後、屋根に高圧噴霧器による洗浄を行います。 スレート屋根は劣化のていどによっては、高圧洗浄時の水が室内に浸入する恐れがある為、室内養生をお勧めします。
補修・補強作業
ルーフ部やジョイント部にブチルゴムテープを貼り合わます。 その上に、塗料の厚みを得るため、クロステープを貼ります。 そして、この上に主材が全面塗布されます。
ボルト頭切断・キャップ取付作業
既設ボルトにシール材(ノンブリードタイプ)を充填し、ボルトキャップをかぶせます。 ボルトの形状によってはボルトキャップが入らない場合もあります。 そういった場合は、ディスクサンダー等でボルト頭を切断します。 その後、上からプライマー・MYルーファー主材・トップコートを塗装します。
プライマー塗布作業
洗浄後の屋根にプライマーを塗布します。 スレート屋根の場合、基本的にはSPプライマーを噴霧し主材が接着しやすくします。
主材塗布作業(屋根面)
屋根の向きや角度に合わせて塗装していきます。 吹き付け塗装が出来ない現場では、手塗り・ローラー塗装にて対応します。 折板屋根同様、膜厚のチェックも行います。
主材塗布作業(ルーフ等)
ルーフ等、形状が複雑な塗装箇所は手塗りローラー塗装にて対応します。
MYトップ塗布作業
主材の上からトップコートを塗装します。 トップコートは遮熱が入ったクールタイプがお勧めです。
施工完了
工事検査
MYルーファー防水工事で最も重要な項目として、屋根面に対MYルーファー主剤を1.5kg/㎡を吹き付け防水層を形成する事が、工事の目的とされています。 弊社では、お客様方に防水層が形成された証明としてウェットゲージ(膜圧計測器)での証明写真(必要な場合) 及びメーカーからの塗装材料出荷証明書と出荷証明書と整合する使用前の塗料缶と使用後の塗料缶の全体写真を報告書に合わせて 提出させて頂いております。
主材塗布量について
主材1缶あたり、16kg入っており、1.5kg/㎡の吹付け量が必要なので、塗布量は1缶で約10㎡となります。(缶内に付着分や取り残しがあるため) 目安として、例えば1500㎡の金属屋根における缶数は、150缶となります。 MYルーファー主材の工程で、目安として2回吹きと書いてありますが、1.5kg/㎡を塗布できるまで、何回も塗布します。 防水効果を発揮するには、規定量の塗布により、十分な膜厚を保つことが肝心です。 必要に応じて、工場担当者様にも缶数のチェックを行ってもらう事もあります。
補修方法
塗膜防水材MYルーファーを使用した補修・補強方法のご説明です。
ボルトキャップの補修・補強方法
ボルト部は雨漏りの原因として、疑わしい箇所の一つです。 ボルト部が経年劣化によりサビが発生し、隙間から雨水が天井に侵入する事が多々あります。 塗装箇所のボルトが劣化している場合、ボルトキャップを上から被せて、サビや雨水の浸入を防ぎます。
ボルトキャップ取り付け手順
①既設テープの除去
②シール材の充填
③ボルトキャップ取付け
④プライマー塗布
⑤主剤・トップコート塗布
取り付け及び補強完了
取合い部の補修・補強方法
折板屋根の取合い部や、屋根と屋根の繋ぎ目等に補強が必要となります。 既に補強されている場合もMYルーファーとテープの相性もあり、既設テープを除去する必要があります。
取合い部の補修手順
①既設テープ状況
②既設テープの除去
③ブチルゴムテープ貼付け
④クロス貼付け
⑤主剤・トップコート塗装
取り付け及び補強完了
ジョイント部の補修・補強方法
ジョイント部の補修を行います。 既設テープ除去後、ブチルゴムテープ、クロス、MYルーファー主材の順に補修します。 全体のMYルーファーを塗布する場合は、この上から再度主材を塗布します。
ジョイント部の補修手順
①ブチルゴムテープ貼付け
②クロス貼付け
③主剤・トップコート塗装
取り付け及び補強完了
欠損部の補修方法
屋根に欠損部がある場合は、ジョイント部同様の、補修方法を行います。 ブチルゴムテープ、クロスを、貼り、その上にMYルーファー主材を塗布します。 500円玉程度までの穴なら、対応可能となります。 |
瓦棒ハゼ部の補修・補強方法
瓦棒葺き屋根のハゼ部をブチルゴムテープにて補修後、MYルーファーの施工を行います。
板金の補修方法
折板部の山が開いて、隙間が空いています。 重量物等で折板がへこみ、隙間が開いたものと思われます。 ブチルゴムテープで対処不可能な場合は、板金にて補修します。
取合い部の補修・補強手順
①バックアップ材充填
②鉄板取付け
③ブチルゴムテープ貼付け
④主材塗布
⑤トップコート塗布 完了
取り付け及び補強完了
防水塗装工事の施工例
施工例のご説明です。代表的な、金属屋根、折板屋根、スレート屋根の施工前後を紹介しています。 非歩行の工法を載せています。
金属屋根の施工例
防水塗装施工前
雨漏りが多々あり、屋根表面に手を置けない程外気で熱せられていました。 屋根の形状が板チョコレートの様な形で各層に排水ドレンが付いていましたが ドレンの排水量が確保できていない為プールのようになっていました。
防水塗装施工後
雨漏りを特定できている箇所を補修し、他ジョイント部やボルト部を補強しました。 トップコート塗装時には手で直接屋根に触れても熱さを感じなくなりました。 また、ドレンの改修を行い排水量を確保し豪雨に対応させました。
施工箇所の参考
業 種:製造工場
建物用途:厚生棟
屋根種類:特殊金属屋根
塗布数量:1900㎡
本工場合計数:約2200㎡
折板屋根の施工例
防水塗装施工前
雨漏りしている箇所の調査し、対処方法を現場に合わせて提案書に記載しました。 この屋根も直接手で触れれない程、屋根表面が熱せられていました。
防水塗装施工後
雨漏り箇所の補修を行い、ジョイント部、フックボルト部の補強を行いました。 トップコート塗装時には手で直接屋根に触れても熱さを感じなくなりました。
施工箇所の参考
業 種:精密機器工場
建物用途:生産棟
屋根種類:折板屋根
塗布数量:6020㎡
本工場合計数:約16500㎡
スレート屋根の施工例
防水塗装施工前
屋根表面に汚れが蓄積し、側溝付近ではコケが発生していました。 避雷針の支持金物周囲とスレート屋根外周に設置されている鉄板から漏水がありました。 フックボルト部は通常よりも長く屋根から飛び出ており、ボルトキャップが重ならない状態でした。
防水塗装施工後
高圧洗浄を行い、コケを除去しました。 また、既設シール材は再充填しました。 金属部にあるジョイントの箇所はすべてブチルゴムにて対処しました。 避雷針の支持金物部を基点にMYルーファー主材を塗布していきました。 通常より長いフックボルトは、サンダーにてカットし、ボルトキャップを取付けました。
施工個所の参考
業 種:製薬工場
建物用途:危険物倉庫
屋根種類:スレート屋根
塗布数量:106㎡
本工場合計数:約7000㎡
現地調査について
現地調査のポイントは、既存塗料の種類、屋根面の状態、屋根の種類です。 それにより、プライマーが決定します。 また、漏水原因がわかる場合は、その原因も追究します。 調査により、最善の施工方法を提案させていただきます。
調査の流れ
MYルーファーを塗布するためには、屋根面の現地調査が必要です。
調査内容としては、以下の通りです。
①既存塗料の確認 → 必要に応じて引張試験:ケレンの度合いと、プライマーの選定
②わかっている場合の雨漏り箇所の確認:特に補強が必要な箇所の対策
③補修・補強箇所の確認:補強・補修方法の選定
④周囲作業環境:足場・周囲手摺の有無、塗料飛散の有無など、作業性と安全性による対策の選定
屋根の形状・既設塗装等の確認
現状の屋根面を調査することで、ケレンの度合いとプライマーの選定を行います。 既存塗料が何を塗られているのか、また、その劣化具合はどのようなものなのか確認します。 ケレンの判断は、既存塗料が屋根面としっかりくっついているかを調べます。 見た目はキレイでも、引張試験をすると、簡単に捲れてくる場合もあります。 プライマーの選定としては、同じ金属屋根でも、シルバー塗装のものか、その他の塗装かで、 プライマーが変わってきます。一般的には、MYルーファープライマーAPを使用します。 シルバー塗装の場合は、強化プライマーを使用します。 MYルーファーを施工する上での最重要な点が、プライマーの選定とケレンの程度です。
引張試験
既存の塗料の上にMYルーファーを塗布する場合は、引張試験を行います。 古い塗料の上に、MYルーファーを塗布と、既存塗料が剥がれるかチェックします。 下地の既存塗料がしっかり屋根面と密着していれば、剥がれることはないですが、中にはズルっと 剥がれる場合があります。剥がれた場合は、既存塗料を全面ケレンする必要があると判断します。 プライマーで既存塗料の上からMYルーファーをどれだけ密着させても、元の下地から剥がれるのでは対処のしようが無いからです。 剥がれない場合は、上から塗布することが可能です。その場合、脆弱部のみを3種ケレンで取り除き、その後、施工に入ります。
要ケレンの場合
この図のように、既存塗料の境界部分から剥がれています。 既存塗料が屋根面と密着していない場合、ケレンが必要となります。
下地に合わせたプライマーの選定
金属屋根
MYルーファープライマーAP
ほとんどの金属屋根でのプライマーは、MYルーファープライマーAPを使用します。 無地の屋根や、既存塗料が塗布されていた場合にもMYルーファープライマーAPを塗布します。
シルバー塗装屋根
強化プライマー
既存塗料がシルバー塗装の場合は、強化プライマーを使用します。 シルバー塗装はMYルーファープライマーAPでは密着しづらいため、 シルバー塗装の場合は、強化プライマーを塗布します。 既設塗装が脆弱な場合も強化プライマーを使用します。
スレート屋根
MYルーファープライマーAP
スレート屋根でのプライマーは、MYルーファープライマーAPを使用します。
サビの多い屋根
MYルーファー防錆プライマー
錆びが多く見られる屋根は、MYルーファー防錆プライマーか、防錆プライマーKを使用します。 下地により、使い分けます。
塗布下地 | MYルーファー プライマーAP | MYルーファー 防錆プライマー | MYルーファー 防錆プライマーK |
カラー鋼板 | ○ | ○ | ○ |
ガルバニウム鋼板 | ○ | ○ | ○ |
電気亜鉛メッキ | ○ | ○ | ○ |
トタン板 | ○ | ○ | ○ |
どぶ漬け溶融亜鉛鍍金鋼板 | ○ | × | ○表面研磨要 |
ステンレス鋼板 | × | ○ | ○ |
アルミニウム鋼板 | ○ | ○ | ○ |
塩ビ被覆鋼板 | ○ | ○ | ○ |
耐酸被覆鋼板 | ○ | × | × |
コルテン鋼板 | △ | ○ | ○ |
フッ素樹脂鋼板 | × | × | × |
現地調査時に確認するポイント
お客様の屋根状況を確認する為、当社のスタッフを派遣致します。
調査時に確認しているポイントをご紹介します。
折板屋根を調査する場合
漏水原因と劣化程度の判断(折板屋根)
折板屋根全体のメートル数と折板屋根の係数(屋根の折れ曲がり)を計測し、全体の㎡数を出します。 ルーフファン等は個別に計測します。 また、漏水の原因として扱われやすい箇所を調査します。 屋根の劣化状況により、施工方法が著しく変わる場合があります。
フックボルト部
ボルト部は一般的に屋根の重ね合わせから、屋根裏のC型鋼に止められている箇所であり 劣化が進むと、ボルト部から屋根裏のC型鋼に雨水が浸入します。 ボルト部が錆びて漏水する場合と、ボルト部の補強が劣化して漏水する場合があります。 MYルーファー防水工事では、ボルト部へシール材の充填及びボルトキャップを取り付け その上から塗装を行います。
ジョイント部
屋根のジョイント部(パラペット及び棟周囲)の隙間が開いていたり、補強テープ等が劣化している場合、漏水している可能性があります。 ジョイント部は温度変化によって、建物が僅かに動く箇所でもあり一般的な補修を施しても劣化しやすい箇所です。 MYルーファー防水工事では、ジョイント部へゴム製のテープを貼り合わせて温度変化に追随するように補修を行います。 また、小さな欠損程度は同じ方法を用いて補修を行います。
屋根の状態(既存塗料の種類や劣化具合)
屋根面に塗られている既存塗装の種類によって、使用するプライマー(下地材)が変わります。 一般的な塗装では無く銀塗装の場合、強化プライマーを塗布しなければ主材が屋根に密着しない可能性があります。 また、劣化具合によってどの程度下地補修が必要でなのか調査します。 劣化具合が進んでいると、屋根表面の塗装がめくれ上ったり、屋根が膨れている場合もあります。 そういった箇所はケレン棒等で部分的に剥離作業を行います。 (一般的には屋根の底に水が流れやすい為、剥がれやすくなっています) 既存塗装に粘着性があるにも関わらず剥がれやすい場合は、全面剥離作業が必要となる場合があります。 錆等が表面に出ている場合は全て除去する必要があります。 大きな欠損がある場合は、板金補修を行います。
側溝・ドレン周囲
ドレン周囲は水が流れてくる箇所なので、劣化しやすい場所となります。 水溜りができ、そこから錆びによる塗装等の被服が剥がれている場合があります。 脆弱箇所はクロスで補強し、MYルーファー主材を塗布します。 劣化が激しい場合は、主材塗布時に側溝全体にクロスを入れて、膜厚を補強します。
スレート屋根を調査する場合
漏水原因と劣化程度の判断(スレート屋根)
スレート屋根全体のメートル数とスレート屋根の種類(大波スレートもしくは小波スレート)を調査し、全体の㎡数を出します。 ルーフファンは個別に計測します。 また、漏水の原因として扱われやすい箇所を調査します。 屋根の劣化具合によっては、施工方法が著しく変わる場合があります。
フックボルト部
ボルト部は一般的に屋根の重ね合わせから、屋根裏のC型鋼に止められている箇所であり、 劣化が進むと、ボルト部から屋根裏のC型鋼に雨水が浸入します。 ボルト部が錆びて漏水する場合と、ボルト部の補強が劣化して漏水する場合があります。 MYルーファー防水工事では、ボルト部へシール材の充填及びボルトキャップを取付け、その上から塗装を行います。
ジョイント部
屋根のジョイント部(パラペット及び棟周囲)の隙間が開いていたり補強テープ等が劣化している場合、漏水している可能性があります。 ジョイント部は温度変化によって、建物が僅かに動く箇所でもあり一般的な補修を施しても劣化しやすい箇所です。 MYルーファー防水工事では、ジョイント部へゴム製のテープを貼り合わせて温度変化に追随するように 補修を行います。また、小さな欠損程度は同じ方法を用いて補修を行います。
屋根の状態(劣化具合)
屋根の欠損が見受けられる場合、スレート屋根の場合は部分的な張替えが必要となります。 また、劣化が激しくて屋根の上に乗れない場合はスレート張替えの後に、MYルーファー防水工事を 行う方が効果的です。
側溝・ドレン周囲
折板屋根と同じく、側溝・ドレン周囲は要補強の箇所が多くなります。 屋根によっては近年のゲリラ豪雨等に排水容量が対応できていない箇所もあり側溝部の補修や、 排水容量の拡張が必要となる現場もあります。 必要であればドレンを新しく取替えた後、防水施工を行います。 ドレンの形状は建物によって様々なので、現場の仕様に合わせて施工を提案します。