秋になりだんだん寒くなってきました。屋根の上は涼しい方がはかどるので、工事をするには良い季節です。
今回は、滋賀の鋼板会社の工場で、転落防止ワイヤーの設置を行いました。
屋根の上にソーラーパネルを置くので、点検する方が軒先から落ちないように、安全帯を引っ掛けることができるワイヤーを設置しました。
工事前 屋根
地上から軒先の高さは10m以上あるので、落ちたら重大事故になります。
ソーラーパネルを設置後は軒先付近を通ることになるので、安全帯を掛けるところが必要でした。
土台取付け
屋根に専用の金具を取付け、ワイヤー用のポールの土台を設置します。
金具取付け
金具をデジタル計付きのトルクレンチで締め付けました。
三脚支柱
三脚支柱を取付けました。次にワイヤーを取付けます。
ワイヤー設置
ワイヤーを三脚支柱に取付けました。長さは9.5m以内だったので、今回は一番長い箇所で9mとしました。
ワイヤー取付け後 三脚支柱
ワイヤーにアブソーバーが付いており、落下時の衝撃を吸収します。
取付け前
取付け後
取付け前
取付け後
今回は18箇所の三脚支柱を取付け、130mのワイヤーを設置しました。
ワイヤー用ショックアブソーバーの落下阻止性能試験のデータもあるため、安心して使用することができます。
取付後 安全帯使用例
軒先での作業も安全帯を掛けることで、安全に作業ができます。
取付後は、より安全に使用するためには年に1回程度の点検を行うことをお勧めします。
取付け金具の緩みのチェックを行います。
三脚支柱
屋根の上に登る時には、安全帯を着用する規則はあるものの、安全帯を掛けるところが無い工場様がおられます。軒先からの転落防止をお考えの工場様がおられましたらお勧めしたいと思います。