営業主任の岡田です。京都府京都市でLED電灯の取り換え工事を行いました。
水銀灯は2021年度より、水銀含有量に関係なく、製造・輸入が禁止となっています。
2017年8月に「水銀に関する水俣条約」が発効し、「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」が施行されました。一部の特定水銀使用製品については、その製造、輸出及び輸入を禁止する措置が2018年1月1日から始まっています。2020年12月31日から開始される規制により、一般照明用の高圧水銀ランプの製造及び輸出入は、その水銀含有量にかかわらず原則禁止となります。
※環境省ホームページより抜粋
このため、水銀電灯から、LED電灯またはHID電灯といった代替製品へ切替えを行う工場様が多くなってきました。
今回の工事の目的はもう一つあり、カバールーフ工事で明り取りを閉じたため、工場内が暗くなってしまったので、電灯を明るい仕様に変更するといったものでした。
水銀灯
工場内に走行クレーンがあるため、その上に足場を設置して、電灯工事ができるようにしました。
転落防止のために、安全帯を必ず掛け工事を行いました。
また、走行クレーンの電線があり、作業中は電源を落としました。
設置後電源ONで移動、電源OFFで作業開始の繰り返しとなります。
走行クレーン上 足場
LED電灯を設置を設置すると、明り取りが無い分、工場内がかなり明るくなりました。
三菱電機製のクラス3000のLDE電灯を取り付けました。
LED電灯 設置後
全体を見通してもかなり明るくなりました。
LUX計で計測すると、場所にもよりますが、低い箇所で、64LUX
から343LUXへ、高い箇所で70LUXが569LUXとなりました。
工事前は何か所か電球が切れていたので、その影響もありました。
設置後 工場内
今後は、水銀灯の生産が中止されているため、HIDまたはLED電灯へ変更する工場様が多くなると思われます。
屋根工事と合わせて、水銀灯などの照明機器を更新してみてはどうでしょうか