営業の岡田です。屋根の工事はいつも暑いので、熱中症に気を付けなければなりません。
今年の夏も暑かったです。昼の12時から15時くらいは工事を中止にしてもいいくらい、屋根の上の暑さは異常でした。
今回は谷樋の防水工事を行いました。
工事前 樋
谷樋から雨漏れすると、配管のドレン付近から水が落ちてきます。
ドレン付近が一番勾配が低いからです。
下から見てドレン付近で雨漏れすると、配管が原因なのか、上の樋が原因なのかわからない事が多いです。
今回は下の配管を補修したにもかかわらず、配管付近からまだ雨漏れするので調査したところ、上の樋からの漏水が確認されました。
樋の亀裂
もともと板金の雨樋だったのですが、経年劣化により漏水したと思われます。
FRP防水を施されていました。そして、何年も後に経年劣化によりFRPが破けたと思われます。
板金の樋とFRPの間に水が溜まり、ウォーターベットのように水が溜まっていました。
塗膜防水 塗布作業
プライマー塗布後、塗膜防水を塗布しました。
ローラー塗布する場合は膜厚が薄くなるため、塗布回数を多くして膜厚を上げます。
外気がものすごく暑い状況で厚塗りすると、膨れやひび割れができることが多くあります。
薄く何層も塗ることで、防水効果を向上させます。
塗膜防水 主剤塗布後
あまりにも水が溜まっていた樋は、FRP防水を剥がし、穴などを補強後に塗膜防水を塗布しました。
トップコート塗布作業
塗膜防水を完全に乾燥させて、トップコートを塗布しました。
塗膜防水 完了
今回は10箇所近くの樋を塗膜防水しました。
ドレン付近がよく穴が開いていることが多いのですが、今回の現場ではドレン廻りはキレイな状態だったので、改修用ドレン等の施工はせず、塗膜防水のみとなりました。
この数日後に夕立ちが何回か来ていましたが、樋から雨漏れしていませんでした。
雨樋や谷樋で雨漏りがある方は、ぜひお声がけください。