営業主任の岡田です。前回のブログの、神戸の工場の漏水調査箇所を漏水補修しました。

漏水箇所は5箇所ありました。

① 建物 取り合い部

② 壁面のコーキング補修跡付近

③ 取り合い部 コーキング

④ 外壁 コーキング

⑤ 排煙窓 コーキング

 

ほとんどコーキングの切れのように思われます。

 

① 建物 取り合い部  

補修方法:塗膜防水材の塗布・窓枠のコーキング

建物 取り合い部 屋根側

外壁面の漏水は、増設したALCの継ぎ目からの漏水と思われます。

縦目地の付近が、漏水箇所の真上です。

小さなヒビも確認したので、目地のコーキング補修よりも、面で覆う塗膜防水を使った補修を行いました。

塗膜防水塗布

 

内部で伝っていることも考え、漏水箇所を中心に、広めに防水しました。

窓枠のコーキングは、直接的な漏水原因ではなかったのですが、劣化していましたので打ち替えました。

 

② 壁面のコーキング補修跡付近

補修方法:コーキング打ち替え・塗膜防水材

コーキング補修跡付近 雨の流れ

漏水調査により、既設のコーキング補修跡からの漏水ではなく、折板屋根の根元の外壁との取り合い部より漏水していました。

 

 

コーキング補修跡付近 補修方法

折板屋根の根元と、軒の根元のコーキングを打ち替えました。

その他にもコーキングの補修跡が多くあったので、コーキング後にさらに塗膜防水を施しました。

 

③取り合い部 コーキング

取り合い部 コーキング部

この箇所は、連結部の上の軒の根元のコーキングが劣化していました。

まずはコーキングを補修してから、まだ漏水するようなら、ALCの目地をコーキングするといった二段階の施工となります。

取り合い部 補修方法

上側の軒の根元のコーキングと、取り合い部根元のコーキングを打ち替えました。

 

④ 外壁 コーキング

外壁 前の流れ

ALCの目地のコーキングが劣化していました。特に下屋の根元から漏水しています。

撤去したコーキング

コーキングを撤去しました。上側の接着部分が黒くなっていました。

水が入っている証拠となります。

撤去したコーキング

外壁コーキング 補修方法

コーキングを打ち替えました。

 

⑤ 排煙窓 コーキング

排煙窓 漏水箇所

ビス上のコーキングの切れが漏水原因でした。

周囲のコーキングも同時期の施工と思わるので、すぐに同じように漏水する事を予想し、すべて打ち替えることにしました。

排煙窓 補修方法

排煙窓4箇所のコーキングを同時に打ち替えました。

防水テープと塗膜防水で補修だと、長持ちすると思いますが、今回は予算の都合により、コーキングで対処しました。

 

 

今回は漏水発見から補修まで、スムーズに行えました。

漏水箇所を特定してからの補修は、ピンポイントに効果のある補修ができるため、お勧めしたいです。

また、漏水補修は補修方法により、耐候年数が違います。予算や都合(数年で立て直す計画がある等)により提案させていただきます。