営業主任の岡田です。2月に入りました。まだまだ寒いですね。

本日は兵庫県の明石の方に、スレート屋根の改修の見積りに行ってきました。

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スレートを使用されている工場は多くあります。

築年数が20年を越えてくると、フックボルト周囲や、屋根自体の劣化により、

雨漏りが発生することがあります。

雨漏りの対策として、当社が提案している工法は3種類です。

①塗膜防水材の塗布

②スレート屋根のカバー工法

③スレート屋根の張替え

があります。

①から③は、劣化の程度や、操業中でも施工可能か、といった観点から提案します。

まず、塗膜防水材は、三菱樹脂さんのMYルーファーを提案しています。

劣化程度の状況にもよりますが、スレート屋根の施工の場合、防水保証が最大5年付きます。(鋼板屋根の場合は最大10年)

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スレート MYルーファー イメージ

次に、防水材では対応できない場合は、スレートカバー工法か、スレート張替えとなります。

操業を止められない場合は、スレートカバー工法となります。

対象の建物は、築35年以上で、海沿いに面しているため劣化が激しい状況でした。

また、操業中での施工を望まれているため、カバー工法となりました。

(今回は提案する前から、お客様もカバー工法を望んでいました。)

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大波スレートがよく使用されていますが、この建物では一部に大波より大きい波の特殊なスレートが使われていました。

スレートと屋根材の固定は、フックボルト部で固定するので、山の数が違う特殊な大波スレートの場合は専用カバーを屋根を使用します。

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写真は工場の一部ですが、工場全体で2万㎡を越える屋根改修の計画なので、数ヵ年に分けての工事となります。

カバー工法例

施工イメージ

屋根の色や雨樋の打ち合わせをしていませんが、施工イメージはこんな感じになると思います。

工場の屋根は一般的な倉庫等とは違い、工場内から生産プラントの配管やダクトが屋根から出ていたりと、特殊な建物が多いです。

多くの工場を見る中で、今後とも経験を積んでいきたいです。